#
デジタル化・AI導入補助金2026

この記事の結論
2026年度より「IT導入補助金」は「デジタル化・AI導入補助金2026」に刷新。研修会社・スクールもLMS導入費用を最大450万円補助できる可能性がある。
2026年度(令和7年度補正予算)より、これまで多くの中小企業に活用されてきた「IT導入補助金」が大きく刷新され、「デジタル化・AI導入補助金2026」として生まれ変わりました。
名称変更の背景にあるのは、単なるITツール導入の支援にとどまらず、AIを活用したDX推進や、省力化・省人化を最重要テーマとして据えるという政策の転換です。研修会社や資格スクール、大学といった教育事業者にとっても、オンライン学習プラットフォーム(LMS)の導入や、AI機能を備えたシステムの整備がこの補助金の対象となりうるため、見逃せない制度変更です。
主な変更点は以下の3点です。
クラウド利用料が最大2年分の補助対象に
従来の補助金ではソフトウェアの初期費用が中心でしたが、今回の制度ではSaaS型のクラウドサービス利用料が最大2年分にわたって補助対象となります。サブスクリプション型のLMSを導入する教育事業者には大きなメリットがあります。
活用支援・運用サポート費用も対象に
システムの導入後に発生する「活用支援費」や「運用サポート費用」も補助対象に含まれるようになりました。「ツールを入れたものの使いこなせない」という課題への対応が強化されています。
AI活用・DX推進を重視した審査基準
省力化・省人化、あるいはAI活用によるサービス改善など、DX推進に寄与する取り組みが採択のポイントになります。学習データの分析・可視化機能や、AIを活用した受講者フォロー機能を持つシステムは評価されやすくなっています。
デジタル化・AI導入補助金2026には複数の公募枠が設けられています。教育事業者が特に注目すべき枠をまとめます。
中小企業・小規模事業者を対象とした基本の枠です。LMSや動画配信システム、学習管理ツールなどのソフトウェア費用が補助対象となります。補助率は企業規模によって異なり、小規模事業者では最大4/5となります。
項目 | 内容 |
|---|---|
補助上限額 | 最大450万円(通常枠・小規模) |
補助率 | 1/2〜4/5(企業規模による) |
対象費用 | ソフトウェア導入費・クラウド利用料(最大2年分)・活用支援費 |
インボイス制度対応と合わせてデジタル化を進める事業者向けの枠で、PCやタブレットなどのハードウェア購入も補助対象に含まれます。オンライン研修用の端末整備と合わせて活用できる可能性があります。
なお、大学や学校法人については、補助対象となる法人格の要件が異なる場合があります。申請前に必ず公式サイトや支援事業者に確認することをおすすめします。

補助金の申請には「IT導入支援事業者」との共同申請が必須です。個人や事業者単独での申請はできません。この点が採択の鍵となるため、まずは登録済みの支援事業者を探すことがスタートになります。
中小機構や経産省の公式サイトに掲載されている登録支援事業者リストから、自社の業種・ニーズに合った事業者を探します。LMS・教育システムに強い支援事業者を選ぶことが採択率向上につながります。
補助対象となるシステムはあらかじめ「登録ITツール」として認定されている必要があります。自社が導入を検討しているLMSが対象かどうかを、支援事業者と確認します。
申請はオンラインで行うため、「GビズIDプライム」のアカウントが必要です。取得には数週間かかる場合があるため、早めに準備を始めましょう。
支援事業者と協力して申請書類を作成し、所定のポータルから提出します。事業計画の説得力が審査に影響するため、DX推進の効果や省力化・省人化の具体的な見通しを丁寧に記載します。
採択後は交付申請を行い、ツール導入後に実績報告を提出して初めて補助金が交付されます。報告書の内容不備が原因で交付が遅れるケースもあるため、支援事業者と連携して丁寧に進めることが重要です。
Q. フリーランス講師や個人事業主の研修事業者でも申請できますか?
A.個人事業主でも申請可能です。ただし、GビズIDプライムの取得が必要で、補助率や上限額は法人と異なる場合があります。支援事業者に確認しながら進めることをおすすめします。
Q. 既に導入済みのLMSの更新・機能追加費用も対象になりますか?
A.既存システムの機能拡張やオプション追加が「登録ITツール」として認定されていれば対象となる場合があります。ただし、更新・継続費用のみの場合は対象外になることもあるため、支援事業者への確認が必須です。
Q. 申請から補助金受取まで、どれくらい時間がかかりますか?
A.一般的に、採択から導入・実績報告・交付まで6〜12か月程度を見込んでください。予算執行のタイミングに合わせた計画が必要です。
Q. Schoo Swingは補助金を使って導入できますか?
A.はい、Schoo Swingは「デジタル化・AI導入補助金2026」の対象ITツールです。本認定により条件を満たした民間教育事業者・学校法人は、Schoo Swing導入時の初期費用・月額利用料(2年分)が最大50%(上限150万円未満)補助されます。補助金活用の無料相談・導入相談等は、以下からお気軽にお問い合わせください。
2026年度の「デジタル化・AI導入補助金2026」は、教育事業者にとってLMSや学習管理システムの導入コストを大幅に抑えられる好機です。クラウド利用料の2年間補助やサポート費用の対象化など、制度の充実が続いています。
申請にはIT導入支援事業者との連携と、GビズIDプライムの事前取得が欠かせません。「補助金を活かして教育DXを加速したい」とお考えの方は、Schoo Swingのような学習プラットフォームが補助対象に該当するかを、まずは支援事業者と合わせて確認してみてください。
株式会社Schooについて
「世の中から卒業をなくす」をミッションに、インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を進めている。大人たちがずっと学び続けるオンライン生放送学習コミュニティ『Schoo(スクー)』は2012年のサービス開始後、「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトとした生放送授業を毎日無料提供。過去の放送は録画授業として約8,500本公開中。法人向けには社員研修と自己啓発学習の両立を実現する『Schoo for Business』を提供し、学び続ける組織作りに貢献。登録会員数は約100万人、累計導入企業は4,000社を突破。
2014年から約50の大学・教育機関のDXを支援。2021年9月にデータ活用型LMS『Schoo Swing』を提供開始。現在は高等教育機関だけでなく、資格学校や研修事業者など、多様な教育現場へと導入を拡大している。
奄美大島と包括協定を行うなど、地方エリアへの遠隔教育普及によって実現する「未来の暮らし」の確立も進めている。
2024年10月22日、東証グロース市場へ上場。
関連記事
中澤怜士
Schoo Swing推進ユニット BizDev 教育DX担当
オンライン教育基盤の整備やLMS導入・リプレイスから、教育を新規事業として立ち上げたい学校・企業まで、要件整理から実行まで一貫して支援しています。
新着記事